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2006年04月01日

映画『ドラえもん のび太の恐竜2006』

 公式サイトはここ

 試写会に誘われたが、故あって出席せず、本日ひとりで近くの映画館で観てきた。
 1年休んでの、新体制での新生ドラえもん。これまでは併映作品がこまごまとついていたが、今回は『のび太の恐竜』ひとつきりである。監督はいわゆる「感動シリーズ」の渡辺歩、作画監督は『ハウル』の小西賢一、美術監督は『アリーテ姫』の西田稔。

 私は福冨博版の『のび太の恐竜』を、小学校を卒業した春に観た。サントラLPを買って、繰り返し聴いた。かつて筒井康隆のもとへ映画『時をかける少女』を最初から最後まで玄関先で演じて見せに来た男がいたそうだが、たぶん私は一時期まで、『のび太の恐竜』はすべてひとり芝居できただろう。『スター・ウォーズ』のファンにもそのくらいできる人が大勢いるだろう。私にとって福冨博はもっとも憧れの映画監督であった。

 さて、渡辺歩版の『のび太の恐竜』は、福冨が手書きアニメでおこなっていた回り込み演出をCGで置き換える。背景がぐるぐると回り込む演出は、のび太の時空を超えた旅のワクワク感を本当にうまく演出している。一方、描線には手書きの感覚が残っていて、のび太がアップで涙を流したりするとき、その手書きの感覚が画面に温かみを与えている。ピー助との最初の別れでは、子供たちが完璧に感情移入して洟をすすっていた。

 「あたたか〜い目のつもり」の場面に代表されるように、渡辺版はかなりギャグテイストを押し出している。ときどきちょっと行き過ぎかな、と思うところもあったのだが、割と子供たちは喜んでいた。一方、福冨が凄まじい迫力を見せつけたプテラノドン急襲シーンや、バギーチェイスから川下りのシーンは、今回あえてあっさりとつくられていて驚いた。やはりこのあたりは福冨版を超えることは難しいと判断されたのだろうか。ピー助の声の伸びは……、こればかりは最初に観た福冨版への思い入れが強くて、判断できない。

 今回の恐竜ハンターの声は船越英一郎が担当。ドルマンスタイン役が内海賢二。福冨版では恐竜ハンターが内海賢二で迫力があったが、船越もなかなか。ただし、今回、ドルマンスタインがあんまりカッコよくなかったのは残念だったかな。恐竜をムチで叩いたりして、非情ぶりを見せつけていたが、ちょっと違和感を持った。ドルマンスタインは単にスリルを楽しみたいだけの金持ちなのだから、こんなサディストぶりを見せつける必要はなかったはず。私は子供の頃、藤子作品らしからぬ恐竜ハンターとドルマンスタインに、割と悪役のカッコよさを感じていたので、その点は残念。(と思った後で公式サイトを見たら、大富豪のディーラーと書いてあった。ドルマンスタインはディーラーだったのか!?)

 驚いたのはクライマックス以降の展開である。ネタバラシになってしまうが、今回の映画では、のび太たちは大人の助けを最後まで借りないのである。これには驚いたし、困惑したし、感動もした。
【以下、ネタバラシを含む。ご注意下さい】続きを読む
posted by 瀬名秀明 at 22:31 | TrackBack(3) | 読んで書く、書いて読む | 更新情報をチェックする

2006年03月20日

チェコだけで80ページ

……と表紙に謳われている雑誌「CUKR[ツックル]」の最新号が届く。いま定期購読している唯一の雑誌。とてもかわいい誌面で、かなり気に入っているのである。
今月号はカレル・チャペックの特集ではないか。カレルはちゃんと読んでみたい作家のひとり。小説選集もノンフィクションも、日本で読める本はほぼ揃えたのだが、まだあまり手をつけていない。
4月にチェコアニメ映画祭というのがあるのか。うーむ行ってみたい。

仕事漬けだが、あまり進んでいない。
posted by 瀬名秀明 at 12:43 | TrackBack(0) | 読んで書く、書いて読む | 更新情報をチェックする

2006年03月19日

○○離れ

ちょっと気になったので、Googleでヒット件数を調べてみた。

活字離れ 205,000
理科離れ 127,000
ゲーム離れ 72,000
読書離れ 46,900
ネット離れ 25,000
科学離れ 24,800
数学離れ 10,400
音楽離れ 9,150
スポーツ離れ 559
社会離れ 224
算数離れ 138
国語離れ 98
芸術離れ 64

日本人はいろんなものから離れていることである。
まあ理科から離れているような人は、たぶん活字からもゲームからも離れている。
posted by 瀬名秀明 at 18:55 | TrackBack(0) | 読んで書く、書いて読む | 更新情報をチェックする

2006年03月17日

525,600 minutes

いろいろばたばたしているこのごろ。
ケンイチくんシリーズ最新作のために、チェーホフを読み始めた。
おお、『RENT』がオリジナルキャストで映画になったのか。こないだNHKの『ブロードウェイの世紀』でも大きく取り上げられていたミュージカル。「Seasons of Love」はいつ聴いてもじーんとくるよねえ。
posted by 瀬名秀明 at 13:02 | TrackBack(0) | 読んで書く、書いて読む | 更新情報をチェックする