まずは現地のAmerican Flyersでセスナ172をレンタルしてダラス上空を自分で飛ぶこと。それからAddison空港に隣接されている「Cavanaugh Flight Museum」で、第二次大戦中の練習機に乗ること。実はこのAddison、2年前に学科試験を受けた場所でもあります。こうして無事にパイロット免許を持って再訪できるのは何とも感慨深い。
長篇小説『大空のドロテ』の取材も兼ねて、本当は複葉機のN2S-4 Stearmanに乗ってみたかったんですが、あいにく点検中とのこと。では同じオープンコクピットの練習機でPT-19 Cornellを予約しましたが、当日は嵐が過ぎ去った直後で気温も低く、とてもオープンコクピットは無理との話。そこで第二次大戦中に戦闘機パイロットの練習機として名を馳せたAT-6 Texanに乗ってみました。まあたぶんあと10年もすれば飛べる飛行機自体が少なくなるはずで、かなり貴重な体験です。
こちらは後部のコクピットに乗るだけで、操縦桿もラダーペダルもすべて取り払われているので、さすがに自分で操縦することはできませんでしたが、それでも大満足。雲が3500フィートくらいまで降りてきている状況なので、ほとんど上昇できず反転飛行は無理でしたが、パイロットのケヴィンはこちらもプライベートパイロットだということで遠慮せずスティープ・ターンやダイヴをばんばんやってくれました。
最後に披露してくれたのはオーバーヘッド360という往年の着陸技。滑走路の上空までフラップを下ろさずに入り、スロットルを絞って「ワン、ツー、スリー」と数え、そこから右へ360度の急旋回をします。その下降を使ってそのまま滑走路に降りるという方法で、体験したのは今回が初めて。かつてエンジン故障が多かった時代の飛行機がよく使った着陸方法だそうです。
その後、セスナ172でゆったりとダラス遊覧飛行。この場所は慣れないので、隣にインストラクターに座ってもらい、ラジオコミュニケーションは彼に任せて、こちらは操縦に集中しました。ややクロスウィンドでしたが、着陸も上々で何度か誉められました。わはは。
ということでやはり複葉機に乗りたいのだが、うーむ、どこかで乗せてくれるミュージアムはないだろうか?
