『SFが読みたい! 2007年版』(早川書房)というムックが発売されていたので手に取った。
この『SFが読みたい!』、毎年刊行されているのだが、事前にランキングが私の耳に入ったことは一度もない(座談等で自分が紙面に登場したときは除く)。いつも店頭で本を開いて、そこではじめて自分の評価がわかる。版元の編集者からも「瀬名さんの本がランキングに入りましたよ」などと連絡をもらったことは一度としてない(ムック刊行前も、刊行後も)。これってつまり、早川書房から刊行した作家以外は、ランキングが知らされないし版元にも連絡が行ってないということなんだろうか。たぶん『あしたのロボット』の編集者も、『デカルトの密室』の編集者も、自分の編集した小説が『SFが読みたい!』で言及されていた事実はいまだに知らないと思う。
ここでいっても意味のないことかもしれないけれど、せめて20位以内に入った作品に関しては、その版元に連絡してあげるといいんじゃないかなあ。あくまで早川書房の書籍の販促という位置づけであれば現状でも構わないけれど、きっと別の版元の編集者だって、自分の編集した本がよそで評価を受けたと知れば嬉しいと思うのだ。そしてきっと、作家と喜びを分かち合うと思うよ。何位かということはどうでもいいけれど、そこで取り上げられたということが嬉しいんじゃないか。そういうちょっとした喜びの繋がりを、早川書房以外の版元まで拡げてゆく行為って、とても大切なことだと私は思うのだ。
*もし版元に連絡しているのなら、単に私と版元の連絡不行き届きです。そのときはごめんなさい。
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